鳥山明先生逝去


2024年3月に漫画家の鳥山明先生が急逝されたとニュースで聞きました。
私も子供の頃より鳥山明先生の作品に触れてきた世代であります。

その際に目にしたのが急性硬膜下血腫により亡くなられたと報道をお聞きしました。


少し皆様には聞きなれない病名かもしれませんが、これは誰しもなり得る病名です。
多くの原因は交通事故や転倒など日常生活で頭をぶつけた事が原因になります。
また若い方でもスポーツなどで頭をぶつけることでも発症することがあります。

硬膜下血腫には2種類あり、外傷後急激に血液が硬膜下に溜まってしまうのが急性硬膜下血腫。
外傷だけでなく何らかの原因で、徐々に硬膜下に血液が溜まってしまうのが慢性硬膜下血腫。

いずれも、溜まってしまった血液が脳を圧迫してしまいます。
血液が脳を圧迫することで、ふらつき等の症状が見られることが多くあります。
今回の鳥山先生のように死に至る可能性もあります。

昨今ではコンタクトスポーツでも脳震盪と言われ予後に問題が出る可能性もあるため、以前のようには直ぐに復帰せず、時間をかけて診断・治療を行うことが推奨されています。


もしも外傷後などで何か気になる事がございましたら、当クリニックまでご相談ください。

これまで多大な作品を手掛けてきた鳥山明先生に合掌