片頭痛の予防治療について|頭痛外来でできる最新治療
「頭痛が続いて仕事や家事に集中できない」
「市販薬が手放せない」
「月に何回も頭痛がある」
このようなお悩みで頭痛外来を受診される患者さんは非常に多くいらっしゃいます。
片頭痛は単なる“頭痛”ではなく、日常生活に大きな影響を与える病気です。
近年では、頭痛外来で行う片頭痛の予防治療が大きく進歩しており、頭痛の回数を減らせる患者さんが増えています。
今回は、頭痛外来で行う「片頭痛の予防治療」についてわかりやすく解説します。
片頭痛とは?
片頭痛は、ズキズキと脈打つような痛みが特徴の頭痛です。
以下のような症状を伴うことがあります。
- 吐き気
- 光や音がつらい
- 動くと頭痛が悪化する
- 数時間〜3日ほど続く
頭痛外来では、MRIなどを用いて危険な頭痛ではないかを確認した上で、適切な治療を行います。
頭痛外来で予防治療が必要になるケース
頭痛外来では、以下のような場合に片頭痛の予防治療を検討します。
- 月に2〜3回以上強い頭痛がある
- 市販薬を頻繁に使用している
- 頭痛で仕事や学校を休む
- 頭痛薬の効きが悪い
- 頭痛薬を飲みすぎている
頭痛を我慢し続けると、薬剤乱用頭痛へ進行することもあります。
そのため、頭痛外来では早めの予防治療が重要です。
片頭痛の予防治療にはどんなものがある?
① 内服薬による予防治療
頭痛外来では、患者さんの体質や症状に合わせて予防薬を選択します。
代表的な治療薬には、
- ミグシス
- デパケン
- インデラル
- アミトリプチリン
などがあります。
毎日内服することで、頭痛の頻度を減らす効果が期待できます。
② CGRP関連薬による最新治療
近年、頭痛外来で注目されているのがCGRP関連薬です。
- エムガルティ
- アジョビ
- アイモビーグ
- アクイプタ
- ナルティーク
などがあり、片頭痛の原因物質に直接作用します。
従来の治療で十分な効果が得られなかった患者さんでも、頭痛回数が大きく減少するケースがあります。
頭痛外来では、患者さんの頭痛頻度や生活スタイルに合わせて治療法を提案します。
頭痛外来を受診したほうがよい症状
以下のような症状がある場合は、一度頭痛外来での相談をおすすめします。
- 頭痛薬を月10回以上飲んでいる
- 頭痛で寝込むことがある
- 市販薬が効かなくなってきた
- 頭痛が年々増えている
- 吐き気を伴う頭痛がある
頭痛は「体質だから仕方ない」と我慢している方も多いですが、頭痛外来で適切な治療を行うことで改善する可能性があります。
まとめ
片頭痛は、適切な予防治療によって頭痛回数を減らせる時代になっています。
頭痛外来では、
- 正確な診断
- MRI検査
- 一人ひとりに合わせた予防治療
- 最新の片頭痛治療
を行っています。
「頭痛を繰り返している」
「薬が増えて困っている」
そんな方は、お気軽に頭痛外来へご相談ください。
東大阪みき脳神経外科クリニック
Q1. どのくらい頭痛があれば頭痛外来を受診したほうがよいですか?
大阪市・東大阪市でも、「月に数回だから我慢している」という患者さんは多くいらっしゃいます。
しかし、
- 月に2〜3回以上片頭痛がある
- 頭痛薬を頻繁に飲む
- 市販薬が効きにくい
- 頭痛で仕事や学校に支障がある
このような場合は、頭痛外来での予防治療を検討するタイミングです。
日本頭痛学会のガイドラインでも、発作頻度が多い場合は予防療法が推奨されています。 (日本頭痛学会)
Q2. 頭痛外来ではどんな片頭痛予防治療を行いますか?
大阪市・東大阪市の頭痛外来では、患者さんの頭痛頻度や体質に合わせて治療を選択します。
主な予防治療には、
- ミグシス
- インデラル
- デパケン
- アミトリプチリン
- CGRP関連薬(エムガルティ、アジョビ、アイモビーグなど)
があります。
近年は、CGRP関連薬による片頭痛予防治療が大きく進歩しています。 (日本頭痛学会)
Q3. 市販薬を飲み続けても大丈夫ですか?
市販薬を頻繁に使用すると、「薬剤乱用頭痛」を起こすことがあります。
特に、
- 月10回以上頭痛薬を飲んでいる
- 以前より薬が効かない
- 頭痛回数が増えている
という場合は注意が必要です。
大阪市・東大阪市でも、市販薬中心で我慢されている患者さんは少なくありません。
頭痛外来では、薬の使いすぎを防ぎながら、根本的に頭痛回数を減らす治療を行います。 (日本頭痛学会)
Q4. 片頭痛の予防治療はどのくらいで効果が出ますか?
一般的には、予防治療開始から1〜2か月程度で効果を感じ始める方が多いです。
ただし、効果には個人差があります。
大阪市・東大阪市の頭痛外来でも、
- 頭痛回数が半分以下になった
- 市販薬を飲む回数が減った
- 仕事を休まなくなった
という患者さんは多くいらっしゃいます。
頭痛外来では、頭痛日記を活用しながら治療効果を確認していきます。
Q5. MRI検査は必要ですか?片頭痛そのものはMRIで異常が見つからないことも多いですが、危険な頭痛との鑑別が重要です。
特に、
- 突然の激しい頭痛
- 手足のしびれ
- ろれつ障害
- 意識障害
- 今までにない頭痛
がある場合は注意が必要です。
大阪市・東大阪市の頭痛外来では、必要に応じてMRI検査を行い、安全性を確認したうえで治療を進めます。
参考文献(国内)
- 日本神経学会・日本頭痛学会 他
「頭痛の診療ガイドライン2021」 (日本頭痛学会) - 日本頭痛学会
「CGRP関連新規片頭痛治療薬ガイドライン(暫定版)」 (日本頭痛学会) - 日本頭痛学会
「どのような患者に予防療法が必要か」 (日本頭痛学会) - 日本頭痛学会
「片頭痛予防療法のゴール」 (日本神経学会) - 日本頭痛学会
「頭痛診療ガイドライン 各論」 (日本頭痛学会)
参考文献(国外)
- American Headache Society
“Preventative Migraine Treatment” (American Headache Society) - American Headache Society
“Migraine Quick Guides” (American Headache Society) - International Headache Society
“Treatment of migraine attacks and preventive treatment of migraine” (International Headache Society) - American Headache Society
“Acute Treatment for Migraine” (American Headache Society) - American Headache Society new migraine prevention guidance (2024) (プラクティカル神経学)
執筆:三木 貴徳(みき たかのり)
東大阪みき脳神経外科クリニック 院長
脳神経外科専門医として、頭痛・脳卒中・認知症を中心に診療を行っています。
大阪市・東大阪市を中心に、「気軽に相談できる頭痛外来」を目指し、地域医療に取り組んでいます。
片頭痛は、日常生活に大きな影響を与える病気です。
「いつもの頭痛だから」と我慢されている方も少なくありません。
頭痛外来では、MRI検査による正確な診断を行い、一人ひとりに合わせた予防治療・最新治療をご提案しています。
頭痛やめまい、しびれ、物忘れなど、気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
所属学会
- 日本頭痛学会 所属
- 日本認知症学会 所属
資格
- 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
- 日本脳卒中学会 脳卒中専門医
- 日本脳神経血管内治療学会 神経血管内治療専門医
