頭痛と食生活
「食事を抜くと頭痛がする」
「特定の食べ物を食べると片頭痛が起こる」
「市販薬を飲んでも頭痛が改善しない」
このようなお悩みで、頭痛外来を受診される患者さんは非常に多くいらっしゃいます。
頭痛外来では、頭痛の原因を詳しく確認するとともに、食生活や生活習慣についても丁寧に確認を行います。
実は、頭痛と食生活には深い関係があり、食事内容や食習慣が片頭痛を悪化させることがあります。
食生活の改善によって頭痛回数が減少する患者さんを多く認めています。
今回は、大阪市・東大阪市・八尾市で頭痛外来をお探しの方へ向けて、「頭痛と食生活」についてわかりやすく解説します。
食生活が原因で頭痛が起こる
片頭痛は、脳の血管や神経が過敏になることで起こると考えられています。
そのため、食生活の乱れや特定の食品が刺激となり、頭痛を誘発することがあります。
- 朝食を抜いた日
- 忙しくて食事が不規則な時
- 飲酒後
- 睡眠不足の日
- カフェインを摂りすぎた時
などに頭痛が悪化する患者さんが多くいらっしゃいます。
頭痛外来では、薬による治療だけでなく、食生活や生活習慣の見直しも非常に重要です。
頭痛を誘発しやすい食品
① アルコール
大阪市・東大阪市・八尾市の頭痛外来でも、飲酒後の片頭痛相談は非常に多くあります。
特に赤ワインは、片頭痛を誘発しやすい食品として知られています。
アルコールによる血管拡張や脱水が、頭痛悪化に関係していると考えられています。
② チョコレート
チョコレートで頭痛が起こる患者さんもいます。
ただし、全ての患者さんで起こるわけではありません。
頭痛外来では、「何を食べた時に頭痛が起こるか」を確認するため、頭痛日記をおすすめしています。
③ カフェイン
コーヒーやエナジードリンクに含まれるカフェインは、少量であれば頭痛改善に役立つ場合があります。
しかし、
- 飲みすぎ
- 毎日大量摂取
- 急にやめる
ことで頭痛を引き起こすことがあります。
④ 加工食品
ハム、ソーセージ、インスタント食品などの加工食品に含まれる添加物が、頭痛の誘因になることがあります。
頭痛外来では、普段の食生活も詳しく確認します。
⑤食事を抜く
「朝食を抜くと頭痛が起こる」というケースです。
空腹状態が続くことで血糖値が低下し、片頭痛を誘発することがあります。
特に、
- 朝食を食べない
- ダイエット中
- 仕事が忙しく昼食を抜く
という方は注意が必要です。
規則正しい食生活を片頭痛予防の重要なポイントとして説明しています。
⑥水分不足
脱水も頭痛の大きな原因になります。
- 夏場
- 飲酒後
- 発熱時
- 長時間労働後
などに頭痛が悪化する患者さんを認めます。
頭痛外来で行う片頭痛治療
- MRI検査による診断
- 片頭痛の予防治療
- 急性期治療
- 最新のCGRP関連薬治療
- 食生活・生活習慣指導
などを総合的に行います。
大阪市・東大阪市・八尾市の頭痛外来でも、
- エムガルティ
- アジョビ
- アイモビーグ
- アクイプタ
- ナルティーク
などの最新治療を希望される患者さんが増えています。
市販薬の飲みすぎにも注意
頭痛が頻繁にあると、市販薬を繰り返し使用してしまう方も少なくありません。
しかし、頭痛薬を飲みすぎると「薬剤乱用頭痛」を起こすことがあります。
頭痛外来では、
- 月10回以上頭痛薬を使用している
- 薬が効きにくくなった
- 頭痛回数が増えている
という方に対し、予防治療を提案しています。
頭痛と食生活 Q&A
Q1. 食事を抜くと頭痛が起こるのはなぜですか?
頭痛外来では、空腹による低血糖が片頭痛を誘発すると考えています。
Q2. 頭痛外来では食生活の相談もできますか?
もちろん可能です。
頭痛外来では、薬だけでなく、
- 食生活
- 睡眠
- ストレス
- カフェイン
- 飲酒習慣
なども含めて総合的に診療しています。
Q3. コーヒーは頭痛に良いですか?
適量なら改善に役立つ場合があります。
しかし、飲みすぎや急な中止は頭痛悪化の原因になることがあります。
頭痛外来では、患者さんごとの適切な摂取量について説明しています。
Q4. 頭痛外来ではMRI検査もできますか?
はい。
東大阪みき脳神経外科クリニックでは、必要に応じてMRI検査を行い、危険な頭痛が隠れていないか確認します。
Q5. 市販薬だけで様子を見ても大丈夫ですか?
市販薬の使いすぎは、薬剤乱用頭痛につながることがあります。
頭痛外来では、頭痛回数そのものを減らす予防治療を行っています。
参考文献(国内)
- 日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン2021」 (日本頭痛学会)
- 日本頭痛学会「片頭痛の誘発因子としてどんなものがあるか」 (日本頭痛学会)
- 日本頭痛学会「片頭痛の治療」 (日本頭痛学会)
- 東京頭痛クリニック「水分補給は多めの方が片頭痛の回数・時間ともに少なくなる報告」 (東京頭痛クリニック |)
- 順天堂GOOD HEALTH JOURNAL「慢性頭痛を防ぐためにできること」 (順天堂 GOOD HEALTH JOURNAL)
参考文献(海外)
- International Headache Society (ICHD-3) (arXiv)
- Kelman L. “The triggers or precipitants of the acute migraine attack.” Cephalalgia. 2007.
- Wöber C, et al. “Trigger factors of migraine and tension-type headache.” J Headache Pain. 2006.
- American Headache Society “Diet and Migraine”
- American Headache Society “Preventive Migraine Treatment”
執筆:三木 貴徳(みき たかのり)
東大阪みき脳神経外科クリニック 院長
脳神経外科専門医として、頭痛・脳卒中・認知症を中心に診療を行っています。
大阪市・東大阪市を中心に、「気軽に相談できる頭痛外来」を目指し、地域医療に取り組んでいます。
片頭痛は、日常生活に大きな影響を与える病気です。
「いつもの頭痛だから」と我慢されている方も少なくありません。
頭痛外来では、MRI検査による正確な診断を行い、一人ひとりに合わせた予防治療・最新治療をご提案しています。
頭痛やめまい、しびれ、物忘れなど、気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
所属学会
- 日本頭痛学会 所属
- 日本認知症学会 所属
資格
- 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
- 日本脳卒中学会 脳卒中専門医
- 日本脳神経血管内治療学会 神経血管内治療専門医
