「雨が近づくと頭が痛くなる」「天気が悪い日はなんとなく体調がすぐれない」――そんな経験はありませんか。実はこうした不調には、気圧の変化が関係していることがあります。

気圧が下がると、私たちの体は知らないうちにストレスを受け、自律神経のバランスが崩れやすくなります。自律神経は血管の広がりを調整しているため、その働きが乱れると脳の血管が拡張し、頭痛が起こることがあります。また、耳の奥にある「内耳」が気圧の変化を感じ取り、その刺激が頭痛につながるとも考えられています。

こうした気圧の影響による頭痛は、ズキズキと脈打つような痛みが出る「片頭痛」として現れることが多く、光や音がつらく感じることもあります。一方で、頭全体が締め付けられるように痛む場合は「緊張型頭痛」の可能性もあります。

ただし、すべての頭痛が気圧のせいとは限りません。突然これまでにない強い痛みが出た場合や、手足のしびれ、言葉が出にくいといった症状を伴う場合には、重大な病気が隠れていることもあるため、早めの受診が大切です。

日常生活でできる対処としては、まず生活リズムを整えることが基本です。しっかり睡眠をとり、無理のない範囲で体を動かすことで、自律神経が安定しやすくなります。また、頭痛が起きそうなときは、静かで暗い場所でゆっくり休んだり、こめかみを冷やしたりすることで、症状がやわらぐことがあります。

市販の鎮痛薬を使う方も多いと思いますが、使いすぎるとかえって頭痛が慢性化してしまうこともあります。「最近、頭痛が増えてきたな」と感じたときは、一度きちんと原因を確認することをおすすめします。

当院では、患者さまのお話を丁寧にうかがいながら、頭痛のタイプや原因に合わせた対応を行っています。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

 

(執筆:東大阪みき脳神経外科クリニック 院長 三木貴徳

脳神経外科専門医として、頭痛・脳卒中・認知症を中心に診療を行っています。
大阪市・東大阪市を中心に、「気軽に相談できる頭痛外来」を目指し、地域医療に取り組んでいます。

片頭痛は、日常生活に大きな影響を与える病気です。
「いつもの頭痛だから」と我慢されている方も少なくありません。

頭痛外来では、MRI検査による正確な診断を行い、一人ひとりに合わせた予防治療・最新治療をご提案しています。

頭痛やめまい、しびれ、物忘れなど、気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

所属学会

  • 日本頭痛学会 所属
  • 日本認知症学会 所属

資格

  • 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
  • 日本脳卒中学会 脳卒中専門医
  • 日本脳神経血管内治療学会 神経血管内治療専門医