薬剤乱用頭痛

頭痛鎮痛薬を頻回に使用することで悪化するケースもあります

薬剤乱用頭痛

今、あなたが感じている頭痛。その痛みに対して鎮痛薬を服用し、症状をやわらげる、これは一つの対処法です。間違いとは言えませんし、必要な対応である場面もあります。
そのような薬による対処を続けてしまうと、むしろ事態は悪化してしまいます。本来は「片頭痛」や「緊張型頭痛」など、原因がある頭痛だったはずが、そこにもう一つ、厄介な病名が加わることになるのです。
それが、「薬物乱用頭痛」です。

この薬物乱用頭痛は非常に厄介で、頭痛を抱えている方の中でも、特に重篤な状態と考えなければなりません。ただ単に頭痛が良くならないというだけでなく、鎮痛薬を手放せなくなり、いわゆる「薬物依存」の状態にまで進行してしまっていることが多いからです。
こうした状態にある、あるいはその可能性があると診断された場合には、できるだけ早く頭痛の専門外来を受診し、適切な治療を受ける必要があります。放置すればするほど、薬を減らすことも困難になり、日常生活にも大きな支障をきたすようになります。

「薬でなんとかする」という発想から、「根本的に治していく」方向へと、一歩踏み出すことが大切です。

PAGETOP
Copyright © 2025 東大阪みき脳神経外科クリニック All Rights Reserved.