『脳動脈瘤』は
日本国内人口の
約3%の方が保有していると言われています
脳動脈瘤は脳血管の枝分かれした部分へ血流の負荷がかかり、血管壁が弱くなることで形成される風船状変化のことを言います。
日本国内では珍しい病気ではなく、人口の約3%の方が保有していると言われています。
そのためMRI検査や脳ドックなどで偶然指摘されるケースもあります。
脳動脈瘤が破れていない場合は『未破裂脳動脈瘤』と呼び、破裂した脳動脈瘤を『破裂脳動脈瘤』と呼びます。
『未破裂脳動脈瘤』の状態の場合は無症状であることが多く、突然破裂してくも膜下出血を起こすと、残念ながら約半数の方が死亡し、残り半分の方の殆どは重篤な後遺症が残り社会復帰が困難になる恐ろしい疾患です。
このため破裂する可能性が高いと考えられる未破裂脳動脈瘤については早期の治療が必要となります。
下記の事項に当てはまる方は
定期的にMRI検査や脳ドックを受けることを
おすすめいたします
- 過去にくも膜下出血を発症した
- 喫煙、日々の大量の飲酒
- 両親や兄弟が過去に脳動脈瘤やくも膜下出血を発症した
脳動脈瘤の治療
- 脳動脈瘤が破裂した場合は再出血を予防する開頭クリッピング術や血管内コイル塞栓術で治療します。
- 未破裂脳動脈瘤の場合は、大きさによっては早々に治療が必要となります。